さよなら神様
神様再び。
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さよなら神様
著者:麻耶 雄嵩(まや ゆたか)
発売日:2014/8/6
単行本:282ページ
内容
「犯人は〇〇だよ」
鈴木君は絶対に間違えない。だって彼は神様だから。
街で起こった殺人事件。全知全能の神を自称する鈴木。
そして彼の言葉に翻弄されながらも、事件の調査をする少年探偵団。
人の生死すら些末なことで、退屈しのぎだという神様の言葉は本当なのか。
感想
前作「神様ゲーム」の続編。
続編といっても話はつながっていないので、舞台となる街も登場人物たちも全く別となります。ただ一人、全知全能の神・鈴木を除いては。
「犯人は〇〇だよ」という鈴木の言葉から始まるミステリー。
短編集のような構成になっているので、とても読みやすいです。
事件を独自に追う少年探偵団はコ〇ンもビックリするほどの、ベテラン刑事並みの少年少女ばかり。
正直、こんな小学生はいないだろ、と思うが、
鈴木=神様を前提として話が進むので、それを疑いながらも信じてしまうくらいの年齢が必要なのかもしれない。
これがもし大人だと、鈴木君は危ない奴と避けられかねない。
そしてこれは登場人物がみんないい感じに気持ち悪くて(言葉がおかしいw)
前作に負けないくらいイヤ~な、モヤモヤした気持ちになれる小説でした。
前作もそうだけど、読後にこれほど他の読者の感想や考察を読みたくなる小説もなかなかないんじゃないでしょうか。
<こんな人にオススメ>
- イヤミスが大好き!
- ちょっと寒くなりたい人(気持ち的に?)
- 考察が好きな人
- 先の読めないミステリーが好きな人
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