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神様ゲーム

神様を信じますか?

 

 

神様ゲーム

著者:麻耶 雄嵩(まや ゆたか)

発売日:2005/7/7

単行本:224ページ

 

内容

ある町で勃発した連続猫殺し事件。主人公・芳雄の同級生の愛猫も犠牲になってしまう。犯人を瞬時に言い当てたのは「神様」を自称する謎の転校生・鈴木だった。

世の中のことはすべてお見通しだと言う「神様」にゲーム感覚で付き合う芳雄。しかし「神様」は次々に予言を的中させていき、芳雄も殺人事件に巻き込まれていく。

「神様」の言葉は”予言”なのか、それとも偶然なのか。

 

 

感想

すごく後味が悪いです。読んだ後に児童向けだと知って驚き…。

とても子供には読ませられないような…(-_-;)

 

少年探偵団が町で起こった猫殺しの犯人を捜そうと捜査をするなかで、殺人事件に巻き込まれていく。最初はゲーム感覚で自称「神様」の鈴木の言葉を聞いていた芳雄も、次第にその言葉を信じていくことになる。

 

この物語は鈴木=神様を信じるかどうかで、起こった出来事が違う意味をもってくる。事故なのか、事件なのか。偶然なのか、神様の意志なのか。本当なのか、嘘なのか。

 

読み終わったあと、もう一度読み直したくなる。

他の人の感想や考察を聞いてみたくなる。

そんな作品です。

 

こうかもしれない、でもああも考えられるぞ、なるほどそんな見方もできるのか、

読み終わったあとも楽しめる、イヤミス好きにはたまらない作品でした。

 

 

<こんな人にオススメ>
  • イヤミスが大好き!
  • ちょっと寒くなりたい人(気持ち的に?)
  • 考察が好きな人
  • 先の読めないミステリーが好きな人